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ネイションとステイト

 □ステイト(state);中央政府,統治機構としての国家(政治的単位としての国家)
    国家の三要素 ⇒ 主権,領土,国民

  【国家の機能】
     統治,法律の作成・決定,財政(→「市場の失敗」への対応)


 □ネイション(nation)
    →一体性を持った「国民」も含む政治共同体(民族的単位としての国家)
    ネイション ⇒ 国家(国民,民族という意味も包含)


 □国民国家(nation state)
    →政治的国境と民族的国境が一致した国家


  【ネイションとしての成立条件】
   →国家の一員としての自覚
     @言語,人種,民族,宗教,伝統,文化などの一体性
     A対外的戦争や競争


 □ナショナリズム
    →ネイションの統一・独立・発展を求める思想・感情・イデオロギーや運動

  【国家の発達とナショナリズムの形成】
      絶対王政の誕生 ⇒ 国家の発達(各地に有力な君主が登場)
      1648年  ウェストファリア条約の締結
              →各国が主権を相互に承認
     1789年 フランス革命 ⇒ フランスにネイションを形成

【過去問】
国家の概念に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。【国T】


 1.地域社会の形態は、地域によって、また発展段階によって多様であるが、古代以来、一般に基礎的なコミュニティであるムラ社会が自立的な統治機構として存在しており、それは今日の意味における国家と呼ぶこともできる。その典型的なものが、古代ギリシア時代の都市国家である。
 2.一定の地域における実力に基づく統治機構たるステイトが、その領域内に共同体としての意識を醸成してネイションを形成したのが、ネイション・ステイト(国民国家ないし民族国家)である。そして、そのようなネイション・ステイト形成をめざす主張や運動がナショナリズムである。
 3.国家を意味する英語のステイト(state)とは、地域社会を基礎とする統治機構ではなく、一定の領土内において実力を行使する資格を持つ組織体を意味する。この意味におけるステイトを一般化させるのに最も貢献したのは、マキァヴェリの『君主論』である。
 4.M.ウェーバーとK.マルクスとは、議論の立て方と結論は異なるが、国家を基礎社会としての地域社会や経済圏とはまったく別個の、基本的にそれ自体完結的な、自律的市民によって形成された政治的組織としてとらえようとしていた点では共通している。
 5.20世紀前半、H.ラスキらによって唱えられた多元的国家論とは、政治社会を国家のレベルだけでとらえるのではなく、その中にある地方自治体や、複数の国家を含む国際組織をも国家と同等の組織とみなし、多層構造を持つものとして認識しようとする理論である。

【解答】
 正答 3

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