フロムの大衆社会論

E.フロム『自由からの逃走』(1941年);ナチスを支持したドイツ国民を分析
      ナチスの支持 ⇒ 自由の放棄(何故?)
   【要因】
    1)自由の二面性;
     価値としての自由,他者との分離 ⇒ 孤独
        2)権威主義的性格
     →権威への盲従

【過去問】
権力ないし権力関係に関する記述として、次のうち妥当なものはどれか。【国T】

 1.近代国家における支配の正統性は、合法性ないし法治主義に求められ、これは合法的支配と呼ばれる。
  合法的支配は、法律体系に従ってなされる支配であり、形式的にも実質的にも合法性を備えた支配であるから
  専制や独裁が生まれる余地はない。
 2.権力が人間に対して精神的・心理的に働きかける側面は、権力のミランダと呼ばれ、権力の物理的強制の側面であるクレデンダと区別される。実際には、権力は、ミランダとクレデンダの両方を通じて人々を服従させ  ようとするが、現代大衆社会では、待にミランダが重要な役割を果たしている。
 3.権威主義的性格の人間は、同時にサド・マゾヒズム的性格の人間でもある。こうした性格を生み出す権威主義社会では、支配する側も服従する側も、不安や無力感や孤独からの安易な逃避として相互に関係しあっており、その典型はファシズム社会にみられる。
 4.前近代社会における社会的性格は伝統志向型であり、近代西欧社会のそれは他人志向型であり、そして、現代社会のそれは内部志向型であるといわれる。したがって、現代人は、権力に依存することが少ないかわりに、自已疎外に陥る危険性をはらんでいる。
 5.アメリカの地域社会の権力構造の分析を通じて、パワー・エリートの存在を見いだし、これを定義づけた政治的多元論者たちは、現代のアメリカでは、軍部、大企業、官僚から成り立っている支配集団が政策決定に最も重要な役割を果たしていると指摘した。

【解答】
 正答 3

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