アリストテレスによる政治体制の分類

□アリストテレスによる政治体制の分類;
 1)統治の目的 共通利益or統治者の利益
 2)統治者の数
   ポリティア-----市民が共同で統治 可能な最善の政体として高く評価
 
         
  共通利益のための支配       ポリティア
  統治者の利益のための支配       [1]
 

[1])この場合の民主政(デモクラティア)は衆愚政治を意味する。

【過去問】
民主政治に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。【地上;1999】


 1.アリストテレスは、政治参加主体の複数性の保障がなされ、政治活動の自由を確保し、選挙に参加し、公職に就く権利の拡大した政治体制こそ、彼の時代にあって実現可能な、他の政体に勝る最も理想的な政体である「民主主義国家」であるという主張を展開した。
 2.民主政治においては、多数者がその権力をあたかも全能のように行使する結果、少数者の権利や自由が脅威にさらされるという懸念に対し、アメリカ建国の父祖たちによる「ザ・フェデラリスト」は、間接民主政治の採用と権力分立制の採用によって、この難問に答えようとした。
 3.第一次世界大戦中および大戦後に起きた政治的多元主義の主張は、国家は教会や労働組合など社会におけるさまざまな団体とは異なる性格を持ち、他の団体に対する政治的優位を持つ特別の団体であることを強調し、その根拠を憲法をはじめ諸種の民主的制度があることに求めた。
 4.経済学者のJ.シュンペーターは、民主政治は、人民が自ら諸問題に関し決定を行い、公共的利益を実現するもので、代表者はそのための便宜的存在にすぎないと定義し、政治家や政治に参加しうる代表者たちこそが政治の主体であるというエリート論に鋭く対抗した。
 5.アメリカの政治学者R.ダールは、支配者の数の多寡と公益の実現がなされているかという2つの軸から、国制を王制,貴族制,ポリティア,僣主制,寡頭制,民主制の6つに分類し、その中でも支配者が少数であり、かつ、公益の実現度の高い政体をポリアーキーと呼んで、民主主義の成熟度の基準とした。

【解答】
 正答 2

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