ダールのポリアーキー

□ダールのポリアーキー                                             
  【民主化の尺度】                                                   
    1)公的異議申し立て(自由化)                               
 
      =政府に公然と反対意見を唱えることが可能
    2 選挙に参加し公職に就く権利(包括性,政治的参加)
      =政治に参加できる人の数が多い
競争的寡頭体制 ポリアーキー
 
閉鎖的抑圧体制 包括的抑圧体制
                                                                                                                 包括性 

【過去問】
R.A.ダールのポリアーキーに関する記述として、妥当なのはどれか。【地上;1997】


 1.ポリアーキーとは、公的異議申立ての自由と政治参加の権利との二つの尺度により区分される現実の政治体制のうち、理念としてのデモクラシーに最も近似する政治体制のことである。
 2.ポリアーキーの下では、社会生活のあらゆる分野に政治権力の独占的統制が及び、政府へのあらゆる反対活動が禁止され、国民が政治的共同体全体の目標に不断に動員される。
 3.ポリアーキーは、民主主義の発展段階の観点から、防御的民主主義,発展的民主主義,均衡的民主主義及び参加民主主義に分類される。
 4.ポリアーキーの下では、市民の役割は政権担当者を選択すること又は政府を作ることに限定される。
 5.ポリアーキーとは、少数の権力者により公衆がコントロールされている政治体制である。


【解答】
 正答 1


ダール(Robert A.Dahl)は、デモクラシーという概念が多様な内容を持ち、現代の政治体制を分析する用語としては適切を欠くとして、ポリアーキー(polyarchy)の概念を提唱し、その観点からある基準を用いて民主制の完成度を測ろうとした。その基準として妥当なものは、次のうちどれか。【地上;1998】

 1.現実の政策決定にかかわっている政界,産業界,労働界の各界代表者の協議システムに対して、議会がどの程度有効に監視しえているのかの基準
 2.完全な主権を持たない多数の権力センターの相互作用が政治の運営をどの程度決定しているかと、こうした権力センターへの参入がどの程度国民に開かれているかの2つの基準
 3.名望家支配や親分・子分関係などのパトロンヘの忠誠を代償に、その恩顧を受ける関係が、どの程度政治家の言動から取り払われているかの基準
 4.政治的自由または反対勢力の存在といった公的異議申立ての程度と、選挙に参加し公職に就く権利といった政治的参加の程度の2つの基準
 5.多様なサブカルチャーを代表するそれぞれのエリートが、どれほど政治に関与し、また、国民の政治的統合に貢献しているかの基準

【解答】
 正答 4

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