社会的性格の類型(リースマン)

D.リースマン『孤独な群衆』(1950年);当時のアメリカの中産階級を分析
      その「社会的性格」が、(資本主義の発展・高度化により)「内部志向型」 ⇒ 「他人志向型」


【社会的性格の類型(リースマン)】

(1)伝統志向型;前近代
  →伝統や慣習に忠実に行動

(2)内部志向型;近代市民社会に典型
  →自己の良心や信念にしたがって行動

(3)他人志向型;現代
  →他人の行動や態度,マス・メディアに登場する同時代人を基準に行動

【過去問】
D.リースマンは、社会的性格の類型として伝統志向型」「内部志向型」「他人志向型」を挙げた。これらに関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。【地中;1999】


1.「伝統志向型」は、神や良心という内面的権威を尊重し、信仰・信念に従って行動することを特徴とし、19世紀的な公衆社会における社会的性格であるとした。

2.「内部志向型」は、組織人として組織への忠誠に絶対的価値を見だしている人々に特徴的で、20世紀的な大衆社会に多くみられる社会的性格であるとした。

3.「内部志向型」は、原子化した個人の状態に慣れ、集団・組織に加入したがらないことを特徴とし、20世紀的な大衆社会における社会的性格であるとした。

4.「他人志向型」は、周囲の人々の意向に絶えず気を配り、周囲に同調して行動することを特徴とし、20世紀的な大衆社会における社会的性格であるとした。

5.「他人志向型」は、周囲の人々から自分がどう見られているかを判断基準とし、恥の意識に基づいて行動することを特徴とし、19世紀的な公衆社会における社会的性格であるとした。

【解答】
 正答 4

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