政治的無関心の類型

□政治的無関心の類型
(1)リースマンの類型
    1)伝統型無関心;近代以前の伝統的社会
      政治的無知を背景とする無関心
    2)現代型無関心
      政治的知識(教育)もあり、政治参加の機会(普通選挙制)も保障されているにも関わらず、政治に対し
   て冷淡な態度


(2)ラズウェルの3類型
    1)無政治的態度(apolitical attitude)
      政治以外の活動を高く評価して、権力の価値を低くみるため政治に関心を持たなくなるケース

    2)脱政治的態度(depolitical attitude)
      政治への失望感から関心を喪失

    3)反政治的態度(antipolitical attitude)
      自己の信奉する価値と、権力への関心が対立・矛盾すると考え、政治の価値を否定

【過去問】
政治的無関心に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。【国税;1999】


1.日本の最近の選挙における、いわゆる「無党派層」といわれる有権者は、H.D.ラズウェルのいう政治的無関心の3類型の中では、「脱政治的態度」に最も近いということができる。

2.D.リースマンによれば、現代型の政治的無関心とは、政治参加の機会が制度的に保障されているにもかかわらず、政治についての教育が十分になされていないために、政治に対する関心を失っている状態のことをいう。

3.H.D.ラズウェルは、政治的無関心を紛争状況からの引退と定義したうえで、「無政治的態度」,「脱政治的態度」,「従政治的態度」の3類型に分類した。

4.政治と有権者をつなぐ媒体としてのマスメディアの発達により、政治に関する情報が大量にもたらされるようになった結果、現代型の政治的無関心は徐々に解消されつつある。

5.現代型の政治的無関心は、社会の大多数を占める大衆が権力構造的に政治参加への途を閉ざされ、政治的特権を持つ少数のエリートによる支配に甘んじざるをえないという社会の構造的要因によるものである。

【解答】
 正答 1

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