諸外国の立法過程

□立法過程における審議方法
  1)本会議中心主義
       議員が全員集まる本会議に、実質的な意思決定を委ねる。
       例)イギリス,戦前の日本など
  2)委員会中心主義
    専門分野ごとに分かれた各委員会での意思決定を尊重する。
    例)アメリカ,戦後の日本など

【過去問】
各国の立法過程に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。【国T;1999】


1.アメリカでは、連邦議会に法案を提出できるのは、連邦議会議員に限られる。制度上は法案提出のために発議者以外の賛成者を募る必要はないが、実際上は提出の前に所属政党の党内の審査を経ることが求められるため、法案の提出数は必ずしも多くはない一方、提出法案の成立する率は高い。

2.イギリスでは、政府法案には他の議員提出法案に優先して審議日程が確保されるため、政府法案が成立する率は極めて高い一方、他の議員提出法案は提出件数は多いものの、成立する率は高くない。

3.フランスでは、法案提出権は政府と議員の両者にあるが、予算関連法案は政府しか提出できないという制約があるため、議員提出法案の件数は政府法案よりも少ない。一方、政府法案は、必ず下院(国民議会)に提出しなければならないという制約がある。

4.ドイツでは、法案提出権を持つのは、連邦政府,連邦議会議員,連邦参議院である。連邦議会議員の法案提出権には特段の制約がないが、連邦政府が法案を提出するには連邦参議院の支持が必要とされるため、提出件数・成立件数ともに連邦議会議員提出法案が最も多い。

5.わが国では、日本国憲法施行直後から、議員が法案を提出するには、衆議院においては議員20人以上、参議院においては議員10人以上の賛成を要するなど厳しい制約が課されるようになったことなどから、議員提出法案の提出件数・成立件数とも、これまで一貫して少ない状況にある。


【解答】
 正答 2

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