功利主義

□功利主義
    →ベンサム,ミルによる「人々の幸福の増大」こそ善だとした政治思想
      自由が前提-----自由主義の一種

 1)ベンサムの量的功利主義
    「最大多数の最大幸福」 ⇒ 個々人の幸福(感覚的快楽)の機械的総和の最大化
    国家 ⇒ 安全を維持するための「必要悪」(害悪国家論)

 2)ミルの質的功利主義;『自由論』(1859)
    ベンサムの量的功利主義を批判-----「満足した豚よりも...不満足なソクラテス」
    「個性ある少数者の自由」 ⇒ 幸福の内容には差異があり、個性ある人々の幸福を尊重すべき
     代議制 ⇒ 最良の政治形態

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保守主義

□近代保守主義
 1)ヒュームの社会契約説批判
  社会契約-----「現実の諸国家の中で確認できるのか?」
         政府の起源 権力僣取or制服によるもの
  cf.政治的慣習論[1]

 
 2)バーク『フランス革命の省察』(1790);近代保守主義[2]の創始者
  フランス革命を正面から批判-----保守主義と反革命思想の根拠に

   
cf.フランス伝統主義
[3]
[1])伝来の慣習・慣行に拠って政治を行うべきとする考え方。
[2])バークによって理論化され、19世紀ヨーロッパを支配した、進歩主義と対立する政治思想。
[3])フランス革命への反動として起こった反革命思想。フランスの伝統を固守しようとする立場。メーストル,ボナールなど。

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ルソーの社会契約説

ルソー『社会契約論』(1762年)
    1)自然状態;
  調和状態(各人が自由・平等な理想状態)
「自然に帰れ」
         私有財産性の発達 不平等や社会悪の発生
    2)社会契約;
  自然権を共同体へ全面譲渡
平等な人々からなる国家の創設
                 代議制を否定 直接民主制を支持
 
                    一般意志の遂行
               →     ←  =====主権
                                     直接参加

               
一般意志-----共同体全体にとっての真の利益を心がける人民の意志

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ロックの社会契約説

ロック『市民政府二論』(1690    1)自然状態;平和状態[1]           →自然権をよりよく保障したいという要請    2)社会契約;
  自然法の解釈・執行権の放棄(=自然権の第三者への信託)
国家の誕生
    3)人民の抵抗権;認める[2]-----名誉革命を正当化
[1])人々は、生命・自由・財産の所有を内容とする自然権を持ちつつ、理性を働かせて闘争状態を回避する、とされる。
[2])「統治者が人民の信託を裏切るなら、人民はこれに抵抗する権利をもつ。」

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ホッブズの社会契約説

ホッブズ『リヴァイアサン』(1651)
 個人 ⇒ 自然権を放棄,社会契約を相互に結ぶ

    1)自然状態;闘争状態[1]
    2)社会契約;自然権の放棄(第三者への譲渡) ⇒ 国家の誕生
    3)人民の抵抗権;認められない-----絶対王政の理論的擁護に利用された


[1])人々は、自己保存を内容とする自然権を持つことから、生きるため「万人の万人に対する闘争」を繰り広げる。

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社会契約説

□社会契約説
    国家は所与ではなく、平等な個人どうしの合意(契約)に
 基づいて形成される
...との考え方

    特徴;自然状態[1]の想定
  
          放置すると... 自然状態-----(防止のため)社会契約が必要 国家の形成
    
                 
   社会契約説の国家観

      
                 統治者  
   
               ↑権力の一方的付与
    人民      
                             ※人民相互の契約
  


[1])人間の本質が、外部からの抑制を受けずにそのまま発揮されている状態。

ボダンの政治思想

□ボダンの国家論
 『国家論』(
1576
    背景;サン・バルテルミーの大虐殺(1572)⇒ 宗教戦争           ボダンの国家観


   
主権-----最高にして絶対的,永続的な権力
           →分散・多極化していた諸権力を統合・一元化

     君主 主権を担い、統治を行う
      ※君主は正しい統治を行わなければならない。


  
=====主権
 
       法律の一方的付与
 
      
   →(自然法や臣民との契約により)制限

     主権国家の独立性・統一性の理論-----絶対王政を理論的に擁護 

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マキャベリの政治思想

□マキャベリの国家論
 『君主論』(
1532
    背景;1494年フランスによるイタリア侵入                     マキャベリの国家観
      ヨーロッパ各国の介入,侵攻 没落の危機

 
    政治と道徳・宗教との分離-----政治的リアリズム
 
      例)憐れみ深い君主 国家の弱体化
  
          冷酷な君主 国家を強力化


 
    ===徴兵制による常備軍
    ↓支配
    
     政治の目的;国家の維持,強化-----力量と幸運が必要
        →そのためには「悪しき手段[1]」の採用も容認

    
アリストテレス以来の伝統的国家観を否定
[2]
[1])反道徳的ないしは反宗教的手段。
[2])アリストテレスは、国家を倫理的共同体としてとらえたが、 マキァヴェリは、より現実的に、支配の装置とみなした。

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